動物取扱業登録番号:訓練 21東京都訓第007164号 保管 21東京都保第007164号 ・登録年月日:令和3年8月27日 ・有効期間の末日:令和8年8月26日

Aalborg dog school

トレーニングメニュー

【南青山校責任者】
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宮本 智世(Tomoyo Miyamoto)

犬の保育園のトレーナーとして、問題行動改善やパピーの社会化トレーニング、ペットホテル業務に5年間従事。
ドッグトレーナー育成のためのグループレッスン講師や、百貨店開催のパピーパーティーやしつけ教室のインストラクターも務める。

その後、動物病院にトレーナーとして勤務し、犬の気持ちを尊重する方針のもと、受診やトリミングが苦手な犬の行動改善を行う。

また、犬だけでなく、病院内のスタッフに対しても行動学・応用分析学を用いたトレーニングを提唱し、獣医師、トリマー、トレーナー各々が連携の取れた理想的なトレーニングに携わる。

令和3年 Aalborg Dog School勤務。
令和4年4月 ドッグトレーニング国際認定資格、「CPDT-KA(Certified Professional Dog Trainer-Knowledge Assessed)」取得。

犬の行動ひとつひとつを見逃さず捉える観察力や、トレーニング時に犬が落ち着いて学習できるよう、適切な環境設定を行い、問題解決に繋げる判断力が持ち味。

「犬の訓練」が 1900 年代初頭に世界中に広まって 100 年以上経ちます。当時の「体罰」を主としていた手法は時代を追うごとに、人々の道徳・倫理観の変化や世界各国の様々な分野の専門家の研究・活動により、科学的根拠があり、行動の習得や改善に暴力的な手段を用いない、生命を尊重するものに変わりつつあります。

日本においては未だに身体的・心理的に犬を傷つける方法の「伝統的なしつけ」が根強く残っていることも事実ですが、この問題に関しては、国内でも様々な専門家たちが改善のための努力を続けています。
個人的な意見ですが、日本において一番足りていないもの、それはまず「犬という動物のニーズを満たす」ことだと考えます。
動物にはその種の習性に応じた正常な行動の表現を与えてあげなくてはなりません。そのために必要なのは、「犬という動物に関しての知識」です。
一般飼い主さんからペットショップ店員、トリマー、獣医師、果てはトレーナーや専門学校講師などの動物従事者に至るまで、何千人という方と接して感じたのですが、犬という動物に対しての基礎知識を重んじることなく、良い家庭犬を育てるには「しつけ」をすればいいというベースの考えが日本には存在します。
しかし、家庭などで問題になる行動は、人が犬の習性やニーズを理解せず自分たちの文化の中に無理やり押し込めようとすることにより発生します。咬む、吠える、においを嗅ぐ、拾って食べる、排泄などは犬にとってすべて自然で正常な行動です。
そのような習性を問題にならないような望ましい形で出せるようにすることに、トレーニングの一つの意義があるのではないでしょうか。

人と犬が幸せに共生するためには、まず人々が正しい知識をつける必要があります。オールボードッグスクールでは、動物の福祉指標に基づいた適切な方法による家庭犬の育成に全力で取り組んでまいります。
犬たちが人間社会でよりストレスなく生活をするための馴致・社会化や、犬たちの心身の健康のための活動の提供を目的とする健全なトレーニングを行い、またその必要性を広く発信していくことで、犬に携わるすべての飼い主様がプロ任せになったり、責任を放棄したりするのではなく、自分で考え、判断し、愛犬を幸せにする技術を習得していただければ幸いです。

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