
2011年9月、生後2か月のピノコを迎えました。
闘犬というルーツをもつブルテリアということもあり、
周りからは「厳しくしないと凶暴になるよ」と言われることも多々ありました。
確かに幼少期はなんでも噛んで、なんでも壊す。
そんなお転婆な子でしたが、現在はとても穏やかで優しくなりました。
叱ったり罰したりせずとも、犬は健全に育てることができます。
唯一大変だったことは、
初トリミングに預けた後から、爪切りを嫌がって攻撃をするようになったこと。爪切り時の身を守るための攻撃行動は時間をかけて修正していき、今では寝転がったまま、リードで繋いだり、台に載せなくても、お手入れができるほどになりました。
トレーニングの勉強で色々な場所へ赴くうち、同じような問題を抱えた子がとても多いことを知ります。
日本中に誤った、科学的根拠のないトレーニング方法が蔓延していることも。
現在ピノコは遺伝性の疾患が原因で、両目ともに既に視力を失っていますが、
散歩やトレーニングは、健常な子と同じようにできます。
お散歩で一緒に走ったり、おやつ探しゲームをしたりと、
鼻をはじめとする他の感覚をしっかり使って、毎日を楽しんでいます。
飼い主様の中には長年連れ添った愛犬の視力が衰えてくると、どうしても悲観してしまう方も少なくありません。
しかし犬は世界を目よりも鼻で見る、読む、感じることができます。できることはたくさんあります!毎日の生活に彩りを添えるために飼い主さんの協力が必要です。盲目や耳の聞こえない子の依頼も大歓迎です!
一緒に楽しくトレーニングしましょう。すべては愛犬の幸せのために。
もし愛犬の困った行動にお悩みの方がいましたら、ぜひピノコを見に来てください。
正しい知識を持ち、時間をかけて着実に取り組んでいけば、行動は変えられるんだ!という希望と、ちょっぴり癒しをご提供できることと思います。